千鳥のニッポンハッピーチャンネル・大悟脚本の「ロングロード」「カニヤ」の感想

お笑い番組

テラスハウス風のスタジオで大悟の持ち込みVTRを千鳥とゲストがくつろぎながら楽しむ。

 この記事では、千鳥のハッピーチャンネル感想と見どころをお届け。

千鳥もふくめ「結局お笑いに1番強い動画サービスはどこよ?」という疑問のは、コチラの記事もご参考のほど。

【ロングロード】 エピソード1・2・3はトレンディドラマ

 大悟制作&主演のトレンディドラマ全6話をスタジオで鑑賞。

トレンディドラマ全盛の制作クオリティや、撮影技術を駆使し、作中に笑いを散りばめる。

ドラマ中と、鑑賞前後のスタジオトークでノブが「ダセェ」とツッコミを入れまくるので、笑いどころもしっかり解る。

 トレンディドラマあるあるがインプットされていない10代、20代にはイマイチな内容。30代以降であればかなり笑いどころの多い作り。

【又吉直樹】の考察力に注目

ドラマの内容に触れていくスタジオトークで、又吉の作家目線の考察のキレが物凄い。

ドラマ関連のコンテンツを扱う場合は、又吉がスタジオにいることで面白さが倍になるので、毎回ゲストとして呼んで欲しい。

深読みが作家レベル、かつ芸人のシュールなボケ、作った大悟本人も思考が追い付かないさまも面白い。まさに神キャスティング。

【ダイアン津田】の演技が良い

千鳥の番組では、おかげさまでダイアン津田に凄く笑わせてもらっている。

ドラマ内の俳優として登場する津田の演技が良い。一発ギャグの際は「THEギャガー」という感じの少し耳につく声質も、意外とドラマでは違和感がなく驚いた。

ドラマ「ロングロード」全6話をみて、津田で1番笑った。

本人の面白さ。だけではないが、とても良い仕事をしている。

トレダカならぬツッコミダカを最も作る男に注目してもらいたい。

【ユースケの完成度】期待を裏切らない

もう筆者はユースケが大好きなのだが、今回のトレンディドラマでも、ユースケらしさを活かした役柄で最高に笑える。

他のキャストと撮影技術が本格的な為、途中で普通にドラマをみている錯覚に陥るが、ユースケだけが常にコントの世界にいてくれる。

ドラマ全体で技巧的な笑いの取り方をしてくる中で唯一1人だけ超古典的な昭和のコントのような世界観で参加するキーマン。

【足立梨花】参戦で面白さがUP

足立梨花と大悟が同じ画面にいると、おや。これは志村でナイトでは?と一瞬は感じる。

ただこれが不思議とドラマのカット割りで見ると正規の「ドラマ感」が凄く強調され、とても良い

この企画の面白さは足立梨花に担保されていると言っても過言ではない。

エピソード4・5はホラー番組仕立ての笑い【心霊スポットを除霊】

ホラー系の番組でおなじみのナレーションや、カメラアングル、テロップで大悟が霊媒師しなって心霊スポットへ出向く。

節々面白い場面はあるものの、面白さとしてはエピソード1・2・3のドラマの方がお勧め。

完成度とは別の問題として「心霊」というジャンルのチョイスにより、ロケ中は大悟含めタレントが一切笑う事ができない。

千鳥の笑いのスタイルとしては二人の仲睦まじい姿と笑う笑顔での誘い笑いの要素が多いので、千鳥ファンとしては「心霊企画」は物足りないと思われる。

佐藤栞里の戸惑いと山内のコント入り迷路

ハッピーチャンネルのスタイルとしては、大悟がロケをあくまでも真面目にやっているスタンスでゲストはそれに乗っかる。

ノブだけが正気を保ち、バラエティとしてツッコミを続ける。

今回のスタジオゲスト山内はコントに乗っかるのも早く、完璧な立ち回りをするが、内容がテクニカル過ぎて少し困惑気味だった。

佐藤栞里に関しては「ギャラ貰っていいのでしょうか?」と本音を漏らし笑いを誘う。

おのののかが中々シュールでお笑い向き

大悟と共にロケに出かけるが、心霊番組に出ているタレントとしてのスタンスを彼女が徹底するお陰で、面白く仕上がる場面が多い。

天津 向は序盤は番組の趣旨を把握しきれず、スタジオの山内から「ちょいちょい間違ってました」と指摘される。

天津向が圧倒的に売れていない事を大悟が指摘するくだりが面白い。顔芸というか、心霊スポット巡り向きな良いリアクションを後半は見せる。

エピソード6・7【カニヤ】実態ドキュメント

Future time

初回のドラマ仕立てに近い作り。神ゲストである又吉直樹の再登場で安定の面白さとなっている。

冒頭でノブが「心霊回はコケていた」と指摘するあたりが千鳥は気持ちが良い。コケたり、当てたりでどんどん番組を作ってくれることに期待大。

ノットイコールの着うたが配信

「カニヤ」と「ロングロード」の主題歌は非常に耳に残る。

ロングロードの主題歌ノットイコールははとてもダサ懐かしい。

Amazonミュージック

2曲目のFutureTimeはカニヤの主題歌。こちらは普通に素敵な曲。